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株式急落時の投資方法について 下落相場でも勝つために

      2016/02/24

2月12日金曜日、日経平均は15000円を割れ、1年4か月ぶりの安値となりました。1月頭から下落基調が続き、現物株式を保有するというだけの株式投資では、資金を減らすだけの市況となってきています。今回は、下落相場で勝つ方法を考えていきます。

中長期投資派の方へ

休むも相場

投資格言通り、休むも相場です。また、落ちるナイフは拾うなという格言もある通り、底を判断することは簡単なことではありません。今まで見ていた水準よりは安いからと買うとまだまだぐさりと刺されるということは良くあります。

信用取引を使った両建て投資

現物株自体は、長期投資だと考え保有したい方にとっては、放置するのもひとつかと思います。ただ、全く先が見えないという状況下においては、リスクヘッジのため、同一の株式を信用取引を使って売り建を持っておくことも衝撃を和らげる作戦のひとつです。下落幅の大きい業種が分かる場合、今回であればマイナス金利に反応した銀行銘柄などを空売りし、内需株を保有するということは有効です。また日経ダブルインバースなど、指数に連動して下げると上がるETFを買うという方法もあります。

ヘッジファンド、とは相場の上下変動をヘッジして消した上で、個別企業の成長性に投資をするということが本来の投資手法でした。個人においても、リスクヘッジは重要です。信用取引は怖いと端的に考えず、効果的に使うことで、リスクは減らすことができます。

スイングトレーダーの方へ

BNF式、リバ取り作戦

株式投資を始めた人は一度は耳にするであろう、ジェイコム男、BNF氏が取っていた方法についてです。BNF氏は数百億円を運用する最強の個人投資家ですが、リーマンショックの中でも、黒字収支を残しています。数日間から長くても1週間程度、すべて買いのポジションで、下げ過ぎた銘柄のリバウンド取りを得意としていました。もちろんそれだけの方法ではないと思いますし、氏の情報への視野は常人の域を超えているため、簡単にまねをすることはできません。

急落が起きた場合の背景には、投資銀行などの機械的な空売り、さらにそれに輪をかけた個人投資家のろうばい売りがあります。特に個人の投資信託の売りなどは、とにかく株を売りたいという流れになるため、全体相場を下げます。さらに現在は指数連動型のETFの売買量が多くなっており、これに拍車をかけます。2008年当時とは状況が変わっており、機械取引も進歩しているため、落ちるスピードも速くなっていると感じます。今回はリバウンドも大きくはなくするすると下げるという流れもあったため、なかなか難しいことかもしれません。

デイトレードの強み

デイトレードに徹する

下落相場、暴落相場は、一日の変動幅も大きく、大きな方向感が出ている為、デイトレードが取り組みやすくもなります。慣れない間は、大きな変動は大きな損失に繋がることもある為、小さなロットから始めることをお勧めします。

トレンドに逆らわないトレンドフォローの投資法が効果的になります。また、私が得意としている手法としては、波のひとつひとつが大きくなるため、そのリバウンドを取る方法です。00円など心理的節目を超えてさらに急落、急騰をしたとき、その速度が弱まった時を見計らって、また逆方向へ大きなロットの売り買いが入った時にその流れに乗るという方法です。こちらも損切りがうまくできれば、リバウンドの波に乗れた時の利幅は伸ばしやすいので非常に効果的です。数分から長くて10分、勝率66%程度、損益の%が同等から倍になる程度の幅で取ることができています。

方法はひとつではなく、得意な手法や、セオリーの積み重ねが必要です。それも時に使えなくなることもあります。情報をしっかりと集めて、柔軟に対応し、頭を使って勝っていきましょう。

日経CNBCを活用しての情報収集はおすすめ

テレビや新聞の情報に加えて、日経CNBCを使った情報収集はおすすめです。一般のTV放送、地上波だと、経済に特化して投資に役に立つ情報が流されているのはテレビ東京のWBSくらいだと感じています。通常のニュース番組で取り上げられる情報だけでは対応が難しいのが現状ですし、コメンテーターの発言も間違っていることがあります。外資系証券の先物ポジションの情報や、下落の背景などは情報を知っていればいるほど焦らずに対応ができるのです。

例えば、12日が先物SQの清算値を算出する日だったという情報、これは一般の視聴者にとっては細かすぎる為、報道はほぼされないと思います。これによりオプション取引などの結果に影響が起きるため、今回のような下落相場であれば、とにかく下げようとする力が寄り付きにかかっていました。この情報を知っていれば、相場が開いて、一度ぐっと下げた後に大きめのリバウンドがある可能性があるという仮説をもって取り組むことができる為、相場が開く前からろうばい売りをすることなどせず、さらにデイトレードで利益を出しにいくことも可能になるのです。

また、個人投資家として勝っている人の声が聴けることもとても価値があります。デイトレーダーとして実績を残し、有名なテスタさんが出演した番組が8日にCNBCで放映されました。日経CNBCではすべての番組がオンデマンドで後から視聴することができる為、便利です。



初月無料になっているので、テスタさんの動画や株式投資についての考えを聴ける番組だけ一気に見てしまうことも良いかと思います。ウルフ村田氏や、その他多数の勝っている投資家の考え方に実際に触れるだけでも、投資成果は大きく変わっていくはずです。The Information is the most important thing in the world. 表に出ている必要な情報はできる限り多く集め、しっかりと解釈し、勝ちに行きましょう。

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